こんにちは、モアイファミリーの柳井です。
南三陸町にモアイ像を贈呈するため、ご尽力を頂いたマヌエル・トゥキ氏が、お亡くなりになったという訃報が届きました。
3月11日、享年99歳でお亡くなりになられたとのことです。
南三陸町にモアイ像が贈呈されたのは2013年のことです。
当時93歳だったマヌエル・トゥキ氏は、贈呈のプロジェクトが発足する際、イースター島の長老会にこのように呼びかけたとのことです。
「海に破壊された日本の町に、人々が再びそこで生きていきたいと思えるようなマナ ( 霊力 ) を与えるモアイを贈れないのか? 私は息子とともに、日本の人たちが必要としているモアイを彫る!」
そして、マヌエル氏のご子息であるベネディクト・トゥキ氏が南三陸町のために1体のモアイ像を彫り上げてくれました。
南三陸町のモアイ像には目がはめ込まれてますが、「『マナ(霊力)』を宿したモアイ像が、この地を長く見守るように」とベネディクト氏が祈りを込めて取り付けられたものです。
イースター島からモアイ像が贈られることですら世界初のことですが、目が入ったモアイ像は世界で2体しかない貴重な1体です。
世界的にも貴重なモアイ像を、島外に出すためには様々な問題をクリアする必要があったと聞きます。
モアイ像贈呈にご尽力いただいた皆様に、改めて深く感謝を申し上げるとともに、お亡くなりになられたマヌエル・トゥキ氏に、心よりご冥福をお祈りいたします。
2020年3月20日
南三陸モアイファミリー
柳井
南三陸町とモアイ像の絆、プロジェクトの経緯を撮ったドキュメンタリー映像をご用意しております。
まだ見たことがないという方は、ぜひご覧ください。
1人でも多くの方に、南三陸町のモアイ像について知っていただけると幸いです。